ITエンジニアを経て管理職になった場合の強み
ITエンジニアの管理職に必要な能力と聞くとどのようなものを想像されるでしょうか。専門的な技術力やITに関する深い知識を想像される方もいらっしゃると思いますが、実はIT業も他の業種と同じく、人や予算を管理していく能力が必要となります。もちろん技術力や知識も大切ですが、IT企業も割り当てられた予算の中で業務をこなしていく必要があるため管理力も必要なのです。
しかし、ITエンジニアを経て、管理職についた場合、それまでの過程で様々なITツールに触れているため、それらを使いこなしていくことで、より効率的に管理を行うことができるようになります。特に予算管理や部下の進捗管理については、現状の数値をリアルタイムで集計するITツールを用いることで、より的確な判断を下すことができるようになるでしょう。
人を管理する上では、密なコミュニケーションを取ることが大切です。そして、ここでも、ITツールを利用することができます。例えば、遠隔地にいるメンバーと会議を行う場合、電話のみではニュアンスが伝わらなかったり、出張回数が増加すると、交通費も増加するといったデメリットがあります。しかし、ビデオ会議システムを用いれば、会話をしながら、ホワイトボードに図表を書いてその内容を共有したり、同じ資料を投影しながら会議を行うことができるようになります。また、少人数で話す場合に音声チャットシステムを利用すれば、会話しながら必要な部分を文章化したり、必要なファイルを即座に転送するといったことができます。
このようにITエンジニアの管理職には、利用してきたツールを活用することで、効率よく管理を行える強みがあります。